土木計画学研究・論文集
Online ISSN : 1884-8303
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バス優先策の高度化に対応した総合評価システムの開発
鈴木 尚樹坂本 邦宏久保田 尚
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キーワード: 交通流, 公共交通運用
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2001 年 18 巻 p. 869-876

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抄録
本研究では、最初にシミュレーションモデルtiss-NETにバス運行予定データや、バス乗降客数をシミュレーションモデルに組み込むための改良を行い、現状のバス運行の再現をはかった。また、バス優先信号を始め、様々なバス施策にtiss-NETを対応させた。この構築されたシミュレーションシステムを用いて、バス優先策評価のケーススタディを行った。評価を行う施策として、バス専用レーン・バス優先信号・バス停車時間短縮策等を考え、これらの施策を組み合わせた複数施策の評価を、バスの旅行時間に加え、乗客の総旅行時間等の指標によって行った。これにより、対象区域の交通状況やニーズに合わせた効果的な優先策の提案が可能となった。
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© 社団法人 土木学会
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