抄録
本論文では, 自動車公害などの環境問題を題材とした学習教材の開発するときの視点を整理し, その視点を考慮したSCPブロックとダイヤモンドランキングを組み合わせたプログラムを交通計画の専門家と現場の教師, 地元のNPOが協力して開発した. そして, 大阪府立西淀川高等学校での実践により, 本プログラムは, 大気汚染の主原因が工場から自動車に推移してきている事実を生徒たちに伝えることができたのを確認するとともに, 環境問題に対して一人一人の取り組みの必要性について特に認識を高めることが明らかになった. また, 今回の教材開発を通じて, 道路交通センサスのデータの教育面への新たな活用方法を示すことができた.