抄録
自動車の技術革新の進む現在、燃料電池車や電気自動車の出現によって自動車の静音化が急速に進むと予想される。一部の歩行者や自転車利用者は、道路を横断する際に音だけを頼りに横断する傾向がある。今後、電気自動車等の静音自動車が普及した場合、音に頼ってしまったために車の存在に気づかず車と接触してしまうといった事故の発生が考えられる。
本研究は、このような懸念は杞憂に過ぎないのか、今後本格的に研究する必要があるのかを見定めるために、自動車の静音化による危険場面の存在を確認し、交通安全性の低下へ与える影響を考察している。