抄録
本研究は大型コンテナ船の寄港パターンに着目し, 超大型コンテナ船 (メガシップ) の就航可能性について検討した. ポストパナマックス船の基幹航路における寄港パターンを分析した結果, アジア内の寄港地を4つの地域に分類し, 各地域内で大規模港湾が競合関係にあることを明らかにした. また, 寄港パターン別にポストパナマックス船とメガシップの輸送費用を比較した結果, 次のような知見を得た. 1. メガシップの輸送費用がポストパナマックス船より低いケースは少なくなく, メガシップは十分就航可能性がある. 2. 輸送費用の中では荷役費の影響が大きいため, メガシップが京浜港を寄港する場合は輸送費用が大きくなり, 逆に高雄港や釜山港に寄港する場合は小さくなる.