土木計画学研究・論文集
Online ISSN : 1884-8303
Print ISSN : 0913-4034
ISSN-L : 0913-4034
価格感度測定法を用いたバス交通の評価に関する研究
群馬県前橋市を事例として
大野 渉湯沢 昭宮本 佳和
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 23 巻 p. 651-657

詳細
抄録

モータリゼーションの進展や都市の拡大等の原因に伴うバス交通利用者の減少は地方都市において顕著であり, 不採算路線の運行本数削減や路線の撤退が相次いでいる. しかし, バス交通は交通弱者のモビリティの確保や自動車交通量削減に寄与するように社会的意義が大きく, 市町村による廃止路線代替バス等によって地域にバス路線は維持されている. そこで本研究では価格感度測定法を用いて, 路線バス存続のために投入される税金に対する住民の支払い意思額を明らかにし, 地方都市におけるバス交通の在り方について考察を示す.

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top