2014 年 4 巻 1 号 p. 111-115
日本における都市の高齢化は、 生涯未婚率の上昇と単身高齢世帯の増加をともなっており、 今後の課題は、地域社会における人々のつながりを新たにつくり出すことである。 本研究では 新興住宅地に新築された特別養護老人ホームの空き地を活用した空間デザイン作品制作ワー クショップを開催することで、入居者同士や入居者の家族、施設の職員、地域の人々との交流のきっかけ作りができたかを検討した。その結果、 空間デザイン作品が入居者に非日常的な時 空間を提供し、 世代間交流のきっかけとなった。