空港アスファルト舗装のオーバーレイに用いることを想定した半たわみ性材料の施工性ならびに力学特性について、室内試験により検討した。その結果、母体アスファルト混合物として改質アスファルトを用いた空隙率25%のものを使用し、母体アスファルト混合物施工後にその温度が80℃となった時点でセメントミルクを注入することにより、200mm厚の施工が可能となることがわかった。その場合、養生時間を2時間程度確保すれば交通開放が可能となることもわかった。また、構造設計に使用する繰返し曲げ試験における弾性係数は、ひずみ振幅が大きいほど、また周波数が小さいほど、小さいものとなる。