ペット栄養学会誌
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研究報告
慢性心臓弁膜症罹患犬における神経体液ホルモンおよび心臓形態所見に対する心臓病用療法食の影響
戸田 典子宮川 優一遠藤 博明高橋 真理竹村 直行
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2009 年 12 巻 Suppl 号 p. 17-18

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抄録

慢性心臓弁膜症(ISACHCクラスIa~II)罹患犬12頭に対し心臓病用療法食(療法食)を12週間にわたり給与した。開始時、そして開始後4、8および12週間後にNa、血漿アルドステロン(Aldo)、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)およびN末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)濃度を測定し、さらに胸部X線検査および心エコー検査を実施した。その結果、療法食開始後のAldoは開始前に比べて上昇傾向を示したが有意な変動ではなかった。NaおよびANPに有意な変動は認められなかった。加えて、胸部X線検査および心エコー検査所見も同様であった。以上の結果から、療法食開始後にAldoが上昇するが、心臓の形態および機能には影響しないと考えられた。

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© 2009 日本ペット栄養学会
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