ペット栄養学会誌
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一般演題
アミノ酸由来メイラード反応生成物の抗酸化活性および犬に対する嗜好性の検討
石川 翔有原 圭三大畑 素子
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2015 年 18 巻 Suppl 号 p. suppl_29-suppl_30

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抄録

ペットフードの製造過程では、アミノ酸などのアミノ化合物と還元糖が加熱されることによりメイラード反応が生じる。メイラード反応生成物には、嗜好性や保健的機能性に影響を及ぼす成分が含まれている。本研究では、各種アミノ酸由来のメイラード反応生成物の抗酸化活性を測定した結果、アルギニンとグルコースを加熱し調製したメイラード反応生成物で高い抗酸化活性が認められた。また、アルギニン由来のメイラード反応生成物の嗜好性を検討するため、犬を用いた嗜好性試験を行った。メイラード反応生成物および未反応物を犬に提示した結果、メイラード反応物が好まれる傾向にあった。また、メイラード反応生成物を添加したフードと未添加のフードを提示した結果、両者の選択頭数に大きな差は見られなかった。アルギニン由来のメイラード反応生成物は、ペットフードへの抗酸化作用付与や、療法食等の嗜好性向上などに利用できるものと考えられる。

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© 2015 日本ペット栄養学会
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