2018 年 21 巻 2 号 p. S29-S30
近年、犬猫の飼育頭数においては、猫の飼育頭数が2017年犬を上回り、ますます猫 の市場性が犬より重要視される時代になり、また、獣医学の発展により平均寿命も延び、高齢化が叫ばれ、健康で暮らすためには、猫も好んで食べるという嗜好性はさらに重要性を増している。また、嗜好性に関する研究・報告は少なく、明らかにされていない。そこで今回、特許・文献検索から嗜好性における5大成分、脂質、粘度、pH等を解析した。これらの項目は複数企業で嗜好性向上項目として特許申請、論文発表をしているので、この手法を用いた解析は有用であることが示唆された。