日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: B02
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木材の方向と高さが室内空間の見えの大きさに与える影響について
*山田 美鈴白石 照美
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抄録

シックハウス症候群などの問題から、内装材として自然素材が使用されること増えている。中でも、その肌合いや吸放湿性などの特徴から、無垢の木材のよさが見直されている。本研究では、壁材として使用される場合における木材の状態が与える、空間の見えの大きさや空間の心理的イメージへ与える影響を明らかにする。今回は、様々な要因のうち、木材の方向と高さが室内空間の見えの大きさに与える影響について模型を用いて検討する。今回の実験では、木材の使い方で室内空間の見え方に錯視が生じていることが確認された。このうち、木材の高さは、方向よりも室内空間の見え方に強く影響することが明らかとなった。今後、 今回の実験と同様の刺激条件を用いて感覚評価実験を行う。そして、各条件が空間の心理的イメージに与える影響を明らかにしたい。

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© 2006 日本デザイン学会
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