抄録
1977年のNRCの飼養標準以来,ウサギの飼養標準に関する報告はない。本試験ではウサギのアミノ酸要求量を求める上での基礎知見として,飼料中のCP含量が成長とエネルギー摂取量に及ぼす影響について検討した。2ヵ月齢のウサギを供試して,平均体重が等しくなるようにCP量を12%, 16%, 20%, ME285kcal/100gに調製した飼料を給与する3区に配分した。飼育期間を23日間とし,最後の3日間に全糞採取法による消化試験を行った。区間に増体量,飼料効率,CPの真の消化率において有意な差はみられなかった。また,エネルギー摂取量において16%区,20%区が,12%区に比べ高い値が認められ,幼兎の成長の成長にはCP16%,摂取エネルギー355kcal/日以下と推察された。粗繊維の消化率は16.3から22.4%で変動が大きかった。