ペット栄養学会誌
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イヌおよびネコの糞便からの共役リノール酸生成菌の単離
福田 真嗣二宮 紀子浅沼 成人日野 常男
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2002 年 5 巻 2 号 p. 70-78

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抄録
イヌとネコの糞便から,共役リノール酸(CLA)生成菌として3種の細菌が単離された。その1種はStreptococcus属またはLactococcus属であろうと思われた。また,Eubacterium aerofaciensと推定される菌も単離された。これら2種の菌は,まだCLA生成菌として報告されていない菌であった。もう1種は,タイプIIのButyrivibrio fibrisolvensであった。以上の3菌のうち,CLA生成能が最も高かったのはB.fibrisolvensであったので,大腸内で本菌を増加させるのが有効と考えられた。糞中混合微生物系に本菌を添加して培養したところ,CLAの生成が著しく増加した。B. fibrisolvensの6菌株のCLA生成を比較したところ,リノール酸(LA)からのCLAの生成速度およびCLAの還元速度は,それぞれLAイソメラーゼ量およびCLAリダクターゼ量と相関した。従って,前者の酵素の合成を高め,後者の酵素の合成を抑制すれば,CLAの生成(蓄積)を大きく増加させ得ると考えられた。
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