ペット栄養学会誌
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インスリン刺激性の異なる炭水化物の投与が犬の食後脂質代謝に及ぼす影響
伴 武梅田 智重大川 雅之大辻 一也
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2006 年 9 巻 Supplement 号 p. 21-22

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抄録

各種炭水化物を含む試験食をビーグル犬に給与し,食後の血中インスリン濃度および脂質代謝関連物質濃度の変動を調べた。その結果,ハイアミロースコーン(HAC)を含む試験食で,食後のインスリン上昇が顕著に抑制された。また中性脂肪,遊離脂肪酸(NEFA),総ケトン体濃度が高値となった。以上の結果から,HACは食後のインスリン刺激性が低く,脂質代謝を亢進させる可能性が示唆された。

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