くすりと糖尿病
Online ISSN : 2188-5885
Print ISSN : 2187-6967
ISSN-L : 2187-6967
原著論文
CGMを用いた基礎インスリン療法におけるタイトレーション期間中の持効型インスリンの効果比較
武石 宗一坪井 宏樹
著者情報
ジャーナル 認証あり

2019 年 8 巻 2 号 p. 259-267

詳細
抄録

持効型インスリン(L)のタイトレーション期間(T)の低血糖頻度を検討した.2型糖尿病患者30人を無作為に3グループ(G)に割り付けた.入院にて研究期間中Lで空腹時血糖値(F)を80 mg/dL台に安定させた.G1:インスリングラルギン300 U/mL(G300)でFを安定させた;次に患者は持続血糖モニターを装着し3,4日目に評価した;5日目にG300をインスリンデグルデク(D)に切り替え8,9日目に評価した;10日目にDをインスリングラルギン100 U/mL(G100)に切り替え13,14日目に評価した.G2:同じレジメンでD,G100,G300の順に投与した.G3:同じレジメンでG100,G300,Dの順に投与した.Lは朝8時に投与した.評価日2日目のデータを解析した.低血糖はG300群,D群,G100群の順に有意に少なかった.G300はTの低血糖を軽減する最適なLかもしれない.

著者関連情報
© 2019 一般社団法人日本くすりと糖尿病学会
次の記事
feedback
Top