抄録
我々人間は日常生活の中で様々な活動を行っている.そして,これらの活動が身体的,生理的に与える影響は大きい.ヒトの体調や健康状態は日々の活動によって大きく左右されるため,日常生活におけるヒトの活動を計測し,それがヒトにどのような影響を及ぼしているかを明らかにすることができれば,日々の活動から罹患の兆候を事前に発見することができると期待される.そこで本研究では,ヒトの代表的な活動の一つとして歩行動作に着目し,加速度センサとジャイロセンサを用いて歩行モードの識別を試みた.計測に使用する加速度センサとジャイロセンサはウェアラブルコンピュータと組み合わせることが容易であるため,ユーザに負担を与えない無拘束,無意識の日常生活における計測への応用も可能であると考えられる.