目的:本研究の目的は、50%1RMで実施する筋発揮張力維持法(LST)と、80%1RMで限界まで行う通常レジスタンストレーニング(TRAD)における、神経筋活動および骨格筋形態に対する急性応答を比較することであった。
方法:健康な男子大学生14名が参加し、LSTおよびTRADをそれぞれ片脚へ無作為に割り当て、片脚レッグエクステンションを実施した。いずれも、疲労困憊になるまで合計3セット反復し、セット間に2分のインターバルを設定した。運動前後に、大腿直筋の最大等尺性筋力(MVC)、筋断面積(CSA)、筋厚、筋硬度(MS)、エコー輝度を測定した。また、運動中は表面筋電図を用いて、二乗平均平方根(RMS)および平均パワー周波数(MPF)を解析した。
結果:両群ともにMVCの低下およびCSAの増加が見られたが、群間に有意差は認められなかった。一方で、LSTにおける筋硬度の変化量はTRADよりも有意に高かった(p=0.039)。また、RMSの増加およびMPFの低下は、いずれもLSTの方がTRADよりも顕著であった(p<0.001)。
結論: LSTは、筋硬度および神経筋動員の増加をもたらし、結果として筋疲労を引き起こす可能性が示唆された。