1989 年 14 巻 3 号 p. 307-313
2-アルキル-チオ-, -スルフィニル-および-スルホニル-4-チアゾリル メタンスルホナートを合成し, 6種の害虫とハダニに対する致死活性を調べた. 2位の置換基の中に2から4の炭素原子を有するアルキル基がある化合物はツマグロヨコバイ, トビイロウンカおよびチカイエカに高活性を示した. しかし, これらはコナガには弱く, ナミハダニには活性が認められなかった. 分技C3およびC4アルキルチオ誘導体, それらのスルホキシドおよびスルホン体は有機リンおよびカーバメート殺虫剤に感受性および抵抗性の系統にかかわらず, ツマグロヨコバイに対して高い活性を示した. また, これら化合物のいくつかはドウガネブイブイに対して対照薬剤としたカルボフランやクロルピリホスに勝る活性を示した.