Journal of Pesticide Science
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ベノミルおよびチオファネートメチルの残留分析法
志賀 直史俣野 修身後藤 真康
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1977 年 2 巻 1 号 p. 27-32

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抄録
MBC自身がケイ光スペクトルを有することに着目し, ベノミルおよびチオファネートメチルを有機溶媒で抽出し, 溶媒転溶により精製した後, ベノミルは酸性条件下で加水分解してMBCとし, チオファネートメチルは閉環反応によりMBCとして, ケイ光光度計を検出器とする高速液体クロマトグラフィーで定量することを試みた. ベノミルは土壌, きゅうり, トマト, もも (果肉および果皮), みかん (果肉および外皮), チオファネートメチルは土壌について分析した. いずれの試料でも定量が可能であり, 従来の方法に比べて簡便で感度も良好である.
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