2001 年 26 巻 2 号 p. 149-153
Streptomyces alboniger IFO 12738の培養物中に新規 pamamycin 同族体の存在を見出し, ODS-およびNH2-カラムを用いたHPLCにより精製して新規同族体を単離した. これらの構造は, methionine-methyl-d3 添加培養により得られたラベル化合物の助けを借りて, MSスペクトル分析によりde-N-methylpamamycins と決定された. De-N-methylpamamycins は, 同じアルキル置換基の配置を有する pamamycins と比較して, 気菌糸誘導活性は上昇し, 生育阻害活性は低下した.