日本公衆衛生雑誌
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論壇
有料調査票を開発する際の利益相反と倫理
西條 泰明
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キーワード: 有料調査票, 利益相反, 倫理
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2020 年 67 巻 3 号 p. 167-170

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抄録

 公的助成金で研究者が作成した社会医学領域の調査票では有料のものが存在する。有料の場合は経済的なインセンティブが生じる可能性があり,利益相反を考慮すべき状況と考えられる。そのため,有料調査票の開発や検証に関する論文発表時は将来有料にする予定であることと,その権利を扱う法人との関係を含めて利益相反として記載すべきである。また倫理申請書や参加者の説明書にも有料となることを記載すべきである。

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© 2020 日本公衆衛生学会
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