抄録
界面張力予測のためにパラコール法が広く用いられているが, 予測精度が高くない場合にはパラコール法パラメーターの調整が必要となる。この種のパラメーターに対する界面張力予測の敏感度を理解するために, Weinaug and Katz法 (WKM) ならびにLee and Chien法 (LCM) を取り上げて検討した。その結果, 回帰においてスケーリング指数のみを調整しても良好な結果につながるとは限らず, パラコール(あるいはそれに関連した変数)を回帰パラメーターに含めるべきことが判明した。また, WKMはスケーリング指数とパラコールとの相互関係を無視しているため, 非現実的なパラメーター調整を引き起こしうることが確認された。これと対照的に, LCMはパラコールの定義に準じた手法であり, 界面張力予測を現実的なパラメーター調整の範囲内で可能とする傾向が見受けられる。