Journal of the Japan Petroleum Institute
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総合論文
減圧残さおよびアスファルテンのプロセス条件下における流体特性の測定
Gray Murray R.Elliott Janet A. W.McCaffrey William C.
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2005 年 48 巻 4 号 p. 181-188

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抄録

表面張力および粘度といった流体特性,ならびに接触角で表される流体-固体の相互作用は,石油やオイルサンドビチューメンから得られる減圧残さ留分を処理する際に観察される種々の現象に影響を与える因子として重要である。たとえば,これらの流体特性を代表的な処理条件下で直接測定することによって,水素化処理プロセス装置内でのガスホールドアップや加熱炉チューブ内のファウリング生成といった装置設計や運転に関しての重要な情報を得ることができる。本総説は,減圧残さの高温・高圧下での流体特性の測定に関しての取組みを解説したものである。現在まで,低圧条件下,530℃ までの温度領域における減圧残さの表面張力と粘度の測定については大きな進展が見られたが,今後,接触角の測定や高圧条件下での流体特性の測定方法の開発に対してさらなる努力が必要である。

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© 2005 公益社団法人石油学会
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