Journal of the Japan Petroleum Institute
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ルテニウム含有ポリオキソモリブデートによるベンジルアルコールの液相酸素酸化
大中 友宏橋本 圭司古南 博松原 凱男計良 善也
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2006 年 49 巻 1 号 p. 43-44

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抄録
[Ru2Mo14O50]10-あるいは[Ru2Mo14O52]14-の組成をもつルテニウム含有ポリオキソモリブデート(Ru2Mo14)の触媒特性をベンジルアルコールの液相選択酸素酸化を用いて評価した。アミノ基をもつシランカップリング剤で修飾されたチタニア担体上に担持されたRu2Mo14(Ru2Mo14/DAPS-TiO2)は未担持Ru2Mo14および未修飾チタニア担持Ru2Mo14触媒に比べ極めて高い触媒活性を示した。Ru2Mo14/DAPS-TiO2はDAPS-TiO2上に担持された他の典型的なポリオキソモリブデートよりも大きなターンオーバー頻度を示した。
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© 2006 公益社団法人石油学会
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