抄録
遺伝的アルゴリズムに焼きなまし法を組み入れ,初期において高く出現する突然変異率を徐々に低くしていく手法である遺伝的焼きなましアルゴリズム(GSAA)法は最適化手法の一つとしてよく知られており,さまざまな分野において応用されている。また,同手法は単なる遺伝的アルゴリズム手法よりもその精度は優れており,雑信号の多いデータから有用な信号のみを抽出する場合に強みを発揮するといわれている。本論文においては海底送油用パイプラインの瑕疵の検査法として広く利用されている手法である磁束漏洩非破壊検査法の信号処理へのGSAA法の適用性を実験結果に基づき検討した上で,精度よく種々の瑕疵パラメーターを再現することが可能であるとの結論を導き出している。