Journal of the Japan Petroleum Institute
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技術報告
まかれた揮発性石油類の採取用油吸着材における吸着保持力の比較
倉田 正治相澤 直之
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2010 年 53 巻 5 号 p. 313-318

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抄録
本研究では犯罪立証のために揮発性石油類の保持力に関する吸着材の調査を行った。まかれた油類の採取用としてメーカーから提供された7種類の市販油吸着材の石油保持力をヘッドスペースガスクロマトグラフィー質量分析法(HSGCMS)により比較した。不織ポリプロピレン繊維でできた合成吸着材シート(試料番号6のテラ)が他の吸着材より保持力がかなり強かった。0.1 ml の自動車ガソリンまたは工業ガソリンをそれぞれふたのないシャーレ上の試料番号6の吸着材に滴下後,大気暴露状態でそれぞれ数日経過しても,それら石油類はHSGCMSにより同定できた。これらの実験結果から,放火等の事件でまかれた揮発性石油類の採取には,試料番号6の吸着材が最も適していることが分かった。
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© 2010 公益社団法人石油学会
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