抄録
魚油から調製した高度に不飽和なバイオディーゼル燃料の酸化安定性の向上を目的に5種類の合成抗酸化剤の効果について検討した。ブチルヒドロキシトルエン(BHT),没食子酸プロピルおよび没食子酸ドデシルは魚油バイオディーゼルの酸化安定性向上に効果的でなかったが,t-ブチルヒドロキノン(TBHQ)は酸化安定性向上効果が大きかった。テトラデカンに5質量%魚油バイオディーゼルを混合した油の酸化安定性向上効果は,BHTを添加した場合の方が,TBHQを添加したよりも混合油への溶解度の違いから長続きすることが分かった。