抄録
本研究室で独自に開発した噴霧プラズマ法によりNi-Fe-Ce複合酸化物触媒を調製し,高温水性ガスシフト反応に対する触媒活性を測定した。その結果,反応温度400℃において市販のFe-Cr触媒を上回るCO転化率を示した。同様の手法で調製したNi-Fe-Al複合酸化物触媒と比較し,高いCO転化率を示すとともに,燃料である水素を消費してしまうメタン化反応を大幅に抑制できることが分かった。このメタン化反応が抑制された理由として,Niとセリウム酸化物の強い相互作用が示唆された。また,本触媒を1 kW実機に搭載して長期試験を行った結果,数十時間の反応でも安定した性能を維持できることが示された。