Journal of the Japan Petroleum Institute
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技術報告
マレーシアにおける空果房の半炭化プロセスの評価
上中 康平松村 幸彦 Wissam Noaman Omar上村 芳三
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2014 年 57 巻 2 号 p. 88-93

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抄録
マレーシアのパーム油製油所から発生する空果房(EFB)の半炭化は廃棄物からのエネルギー回収を実現するものとして期待されているが,プロセスの検討は十分に行われていない。本研究では,パーム油製油所からのEFBの半炭化のプロセス評価をエネルギーならびに経済性の観点から行った。半炭化のために必要となるエネルギー需要の大部分はEFBの乾燥と半炭化反応のために用いられるものである。この熱を重油で供給するケース1,製油所ボイラー排ガスを乾燥のために利用するケース2,熱回収のためにさらに圧縮蒸気凝縮を行うケース3について検討を行った。物質収支ならびにエネルギー収支計算の結果,圧縮蒸気凝縮により大きな省エネルギーが実現できることが確認された。ケース3は初期コストも高くなり,蒸気圧縮動力が必要となるが,大量の重油を必要としないため,半炭化製品単価は最低にすることができた。
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© 2014 公益社団法人石油学会
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