Journal of the Japan Petroleum Institute
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総合論文 −特集「マイクロ波化学プロセス技術の現在と明日」−
材料マイクロ波プロセッシングと付随する諸現象
吉川 昇
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2018 年 61 巻 2 号 p. 129-139

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抄録

マイクロ波加熱は電子レンジとして食品の加熱や調理の目的から広く使用されている。また,有機化学の工業分野においては,反応励起などへの応用も研究が盛んである。これまで著者らが研究を行って来た金属 · 無機材料プロセッシングにおいては,食品や有機化学分野における加熱温度に対し,はるかに高い温度におけるマイクロ波加熱過程を利用するものである。本稿では高温において固相が関係する反応プロセスに関する著者らの研究結果をまとめた。これらはマイクロ波加熱利用による(1)金属酸化物の炭素還元,(2)金属 · セラミックス複合材料の製造,(3)燃焼合成反応の進行制御という事例である。これらの研究紹介とともに,そのプロセッシングに伴って生起する諸現象について紹介し,考察を行う。さらに,プロセッシングに対する影響,特色について議論する。

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