Journal of the Japan Petroleum Institute
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一般論文
希薄条件でのフェノール水蒸気改質におけるNi/Al2O3触媒へのSr添加効果
大島 一真 , 柳田 晃秀, 田代 啓悟, 里川 重夫, 岸田 昌浩
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2024 年 67 巻 1 号 p. 30-35

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抄録

プラスチック等の熱分解時に発生する有害物の除去を目的として,そのモデル反応として希薄フェノールの水蒸気改質について検討した。一般的な水蒸気改質触媒であるNi/Al2O3に対して,Sr添加効果の検討を通して,反応開始温度が低下することを見出した。Srの添加方法としては,Al2O3にNi担持後Srを添加したSr/Ni/Al2O3よりも,Al2O3へSrを添加後にNiを担持したNi/Sr/Al2O3が効果的であった。また,NiとSrを共含浸したNi–Sr/Al2O3はNi/Sr/Al2O3に劣るが近い効果を示した。なお,Ni/Sr/Al2O3における最適なSr/Ni比は1であった。Sr添加は,(1)CO2-TPDによるフェノールの塩基性吸着サイトの増大だけでなく,(2)XPS表面状態観察によるSrからNiへの電子供与効果によるNiの反応サイトの変化が確認され,この2因子の複合が活性向上に寄与している可能性が示された。

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