Journal of the Japan Petroleum Institute
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一般論文
γ-アルミナおよびベーマイトから調製したアルミナ–ジルコニア触媒によるヘキサフルオロエタン(PFC-116)の加水分解反応
長田 秀夫 一川 莉乃森 雄登嘉悦 勝博田中 泰彦
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2026 年 69 巻 2 号 p. 57-62

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抄録

γ-アルミナおよびベーマイトから調製したアルミナ–ジルコニア触媒を用いてヘキサフルオロエタン(PFC-116)の加水分解反応の反応速度を測定した。γ-アルミナから調製したアルミナ–ジルコニア触媒は酸点(I)のみを持つことが分かっているが,PFC-116の加水分解反応速度は酸点(I)の酸量の増加とともに直線的に増加した。一方,ベーマイトから調製したアルミナ–ジルコニア触媒ではPFC-116の加水分解反応速度は全酸量の増加とともに単調に増加したが,その関係は直線関係ではなかった。ベーマイトから調製したアルミナ–ジルコニア触媒は2種類の酸点(酸点(I)および酸点(II))を持つことが分かっているので,酸点(II)の酸量とPFC-116の加水分解反応速度との関係を調べた。酸点(II)においてもPFC-116の加水分解反応速度は酸量と良好な直線関係にあることが分かった。さらに,PFC-14の加水分解反応を用いて酸点(I)を失活させた後,残った酸点(II)のみでPFC-116の加水分解反応が進行するか検討した。その結果,PFC-116の加水分解反応は酸点(II)のみでも進行することが分かった。

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