Journal of the Japan Petroleum Institute
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酸化タングステン担持アルミナ–ジルコニア触媒を用いたパーフルオロカーボン類(PFC-14およびPFC-116)の加水分解反応
長田 秀夫 一川 莉乃田島 悠平吉村 拓真嘉悦 勝博田中 泰彦
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2026 年 69 巻 3 号 p. 175-179

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抄録

γ-アルミナから調製したアルミナ–ジルコニアに酸化タングステンを担持した触媒を用いてテトラフルオロメタン(PFC-14)およびヘキサフルオロエタン(PFC-116)の加水分解反応の反応速度を測定した。さらに,触媒の酸点についての知見を得る目的でイソプロピルベンゼンの接触分解反応も行った。その結果,PFC-14の加水分解反応速度は酸化タングステンを担持しても変化しなかった。アンモニア昇温脱離測定の結果からアルミナ–ジルコニアに酸化タングステンを担持すると新たな酸点が発現することからその酸点がBrønsted酸であることが示唆された。また,PFC-116の加水分解反応において,酸化タングステンの担持による加水分解反応速度は酸量の増加とともにほぼ直線的に増加した。酸化タングステンの担持により増加した酸点に関する情報を得るため,イソプロピルベンゼンの接触分解反応を行った。イソプロピルベンゼンの接触分解反応速度は酸量の増加とともにほぼ直線的に増加し,新たに出現した酸点が水蒸気共存下ではBrønsted酸であることが示唆された。

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