抄録
有機溶媒に可溶な芳香族系重質油類の化学構造を解明する手法は数多くあるが, 有機溶媒に不溶な部分の化学構造を解明する手法は, van Krevelen13)~15)の手法があるのみである。
そこで著者らは, さきに開発した電子計算機を用いる構造解析法11),12)を母体として, Montgomery10)の屈折率の計算式 (CRC) を改良した分子屈折率に関係した構造関係式を導入することによって有機溶媒に不溶な部分の精密な構造解析が行える解析法を完成した。
構造解析計算に必要な分析データは, 元素分析値, 比重, IR分析値, 屈折率か反射率のいずれかの計4種類である。