抄録
有機水素供与体 (イソプロピルアルコール) および受容体 (シクロヘキサノン) 間の液相水素移行反応は固体酸化物触媒で促進される。そこで, シリカ-アルミナ, アルカリ中和シリカ-アルミナおよび Neobead C (球状アルミナ) 担持マグネシアおよび酸化カルシウム触媒についてそれら触媒の化学組成やその酸•塩基性度と触媒活性との関係を調べた。密閉式回分反応装置により反応を行い, また, 同一触媒上には存在する酸•塩基性度を Benesi 法の原理によるものを改良した方法で測定した。その結果, この反応の活性は固体酸化物表面の固体酸•塩基点両者によるものであり, また, 中程度の酸•塩基性度をもつ触媒がこの反応に有効であると推定した。