1995 年 1 巻 p. 145-160
全国5000世帯の主婦を対象に、「環境保全活動」に関するグループへの本人および家族の協力・参加についてのインタビュー調査を行った。本報告はその結果をもとに、主にごみ問題に関するグループへの参加について、どんな属性の人々が活動を担っているのかについて、多項ロジット回帰を用いた分析を行った。その結果、一般的に社会的活動への参加の要因として指摘されている、比較的世帯年収、夫婦の学歴が高く、子どもが学齢期後半に達した世帯がもっとも参加の確率が高いという結果を得た。