2019 年 64 巻 2 号 p. 91-97
電気通信大学附属図書館がAI(人工知能)研究との協働によって整備したAmbient Intelligence Agoraは,利用者のためのアクティブラーニングスペースであると同時にAI研究のための実験空間でもある。学修環境からビッグデータを取得し,AIでの解析結果を環境にフィードバックすることを通して,学修者の主体的な学びをAIが支援するアンビエント学修環境の実現を目指している。本稿では,Agoraの現況を紹介するとともに,人間と共存・共生する汎用AIの研究開発と図書館のインタラクションによって構築される次世代型図書館の可能性を示す。