研究成果を科学コミュニティに迅速に流通させるためにプレプリント(査読前の論文)の公開が世界的に広まっている。日本におけるプレプリントの公開を促進するため,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)では2018年よりプレプリントサーバの検討,構築を進め,2022年3月24日に「Jxiv(ジェイカイブ)」の運用を開始した。Jxivは,自然科学の分野のみならず,人文学・社会科学あるいは学際融合領域すべての研究分野を対象としており,また,英語および日本語の論文を受け付けている。今後Jxivの普及を図り,日本発のプレプリント公開がより進むように努めていく。