視覚の科学
Online ISSN : 2188-0522
Print ISSN : 0916-8273
ISSN-L : 0916-8273
総説
不正乱視の基礎と臨床研究(5-1) その他の高次収差の基礎
大沼 一彦
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 29 巻 2 号 p. 45-51

詳細
抄録

最終回は高次収差のトレフォイル(矢状収差)と2次の非点収差を取り上げる。トレフォイルや2次の非点収差が球面収差とともにあると,単眼視での三重視や二重視が起きることが報告されている。ここではシミュレーション光学像により,これらの収差とデフォーカスの関係を示す。更に,トレフォイルとコマ収差の特別な組み合わせは偽調節に関係していることを示す。

著者関連情報
© 2008 日本眼光学学会
前の記事 次の記事
feedback
Top