視覚の科学
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総説
眼科のための光学入門(1) 波面収差とゼルニケ多項式
宮前 博
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2012 年 33 巻 1 号 p. 8-13

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抄録

ゼルニケ多項式による波面収差の展開とその正規直交化プロセスについて述べる。ゼルニケ多項式を用いると任意の波面収差について展開係数を求めることが容易であり,例えば各収差成分が波面収差のRMS(root mean square)値にどれほど寄与しているかが即座にわかる。また二次元平面ベクトルとのアナロジーを用いて,ゼルニケ多項式を用いるメリットを説明する。ゼルニケ多項式にはフリンジオーダーという並べ方があり,低次項がそのままザイデル収差に対応するなど応用上便利である。

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© 2012 日本眼光学学会
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