日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌
Online ISSN : 1884-2321
Print ISSN : 1884-233X
総説
日本のETナースならびにWOC看護認定看護師における看護の専門教育
永野 みどり前川 厚子佐藤 エキ子伊藤 美智子南 由起子上加世田 豊美井口 美奈枝
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1997 年 1 巻 1 号 p. 12-18

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抄録
 日本で活躍しているETナースとWOC看護認定看護師の背景、ならびに国内の教育機関であった聖路加国際病院ETスクールと現在行われている日本看護協会 認定看護師教育課程WOC看護コースの概要を始め専門教育についてJAETの調査や文献をもとに述べた。その結果次の課題が挙げられた。
1.日本のWOC看護認定看護師の養成課程でも近い将来、教育機関への入学要件の中に看護学学士以上とすることを検討する必要性がある。
2.WOCコースのカリキュラムの中に、専門家として発展するための知識と技術について加える事が必要と考えられる。また、研修生の時間と経費の負担を軽減させる研修方法の検討が必要である。
3.ETナースの自己研鑽の場は充分とは言えない。WOE看護認定看護師の5年後毎の認定更新のためにも主体的な学術活動を強化する必要性がある。
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