山口大学
1999 年 32 巻 2 号 p. 15-23
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以上の議論から,小論における一応の結論を以下のように示すことができよう.「医学の哲学」は従来から議論されていたが,1960年代から起こったバイオエシックスの議論が,従来の「医学の哲学」を,患者(「非専門家」)の役割を考慮することにより,医療のリアリティーに迫るものに変えた.医療者と患者により成立する「医療」についての哲学こそ「医学の哲学」すなわち「医療の哲学」なのである.
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