理学療法教育
Online ISSN : 2436-8008
原著論文
理学療法士の職業的アイデンティティ尺度(Professional Identity Scale for Physiotherapists with 37items:PISP-37)の信頼性および妥当性の検証
野中 嘉代子池田 拓郎堀本 ゆかり
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2024 年 4 巻 2 号 p. 2_26-2_36

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抄録

目的:本研究では理学療法士(PT)の職業的アイデンティティ尺度を開発することを目的とした。方法:予備調査は,先行研究をもとに尺度項目を立案し,インタビュー調査によって精査し,尺度原案の信頼性を質問紙で検証した。本調査では,質問紙による大規模調査を行い,尺度の信頼性・妥当性を再検証した。結果:「後輩・養成育成・専門職集団の発展と貢献」「PTの職業観」「PTの実践的スキル」「PTの適応感」「多職種連携への貢献志向」5因子37項目の尺度が完成した。下位尺度のCronbachのα係数は0.85~0.94であり,信頼性が確認できた。さらに,日本語版職業コミットメント尺度ならびに日本版バーンアウト尺度との間に相関を認め,基準関連妥当性を確認できた。結語:PTの職業特性を反映した尺度を開発し,その信頼性・妥当性を検証した。本尺度は,PTの職業的アイデンティティの醸成を図る目安として用いることができる。

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© 2024 日本理学療法教育学会
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