理学療法の臨床と研究
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症例報告
緩和ケア病棟においてLife-Space Assessmentによる評価を用いて理学療法介入を実施した転移性脳腫瘍患者の一症例
野村 宗史, 狹田 純, 藤田 絵理, 福原 祐子, 中元 隆之
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2015 年 24 巻 p. 53-55

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抄録
「背景」緩和ケア病棟での理学療法介入が有用とする報告は多いが、介入効果の評価指標は少ない。緩和ケア病棟での理学療法介入効果を検証する為、Life-Space Assessment(以下LSA)を用い介入効果を評価した症例を報告する。 「対象」70 歳代女性。原発不明癌、多発脳転移を呈し緩和ケアを希望し入院された患者。入院時の Barthel Index(以下 BI) は20点、LSA0点、基本動作・ADLは全般に介助を要し臥床傾向。 「経過」入院時に患者・家族の希望を聴取し介入を開始。入院 1 ~ 2か月でBIが下したが、LSA は増加した。状態悪化後は点数の増加は認めなかった。介入により離床・外出頻度が増加し生活の幅は維持・向上できたが LSAだけでは介入効果の検証は困難であった。 「結論」LSAはBIで評価できない点を評価できる有用な側面があるが、短期間に急激な状態変化が生じる終末期患者では不適切であった。
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© 2015 公益社団法人 広島県理学療法士会
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