抄録
「目的」新たに考案した胸椎伸展角(TSEA)の測定信頼性を既存の胸椎後弯角(TKA)と併せて比較検討すること。
「方法」高校野球選手37名を対象とし、TSEAはパピー肢位(胸椎最大伸展位)、TKAは自然立位にて、デジタル角度計を用いて測定した。級内相関係数(ICC)による検者内・間信頼性をそれぞれ算出した。
「結果」TSEAは検者内ICC(1,1)=0.93、検者間ICC(2,1)=0.90であった。TKAは検者内ICC(1,1)=0.81、検者間ICC(2,1)=0.73であった。
「結論」TSEAは検者内・検者間ともにICC0.9以上(great)の非常に高い信頼性を示した。TKAは検者内0.81(good)、検者間0.73(ok, fair)とまずまず良好な信頼性を示した。TSEAは胸椎伸展可動性の簡易的評価法として臨床場面に導入可能であると考えられた。