食品照射
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含硫アミノ酸およびその誘導体の放射線による変化
―システインとカルボニルの反応生成物
水谷 純也半谷 悠美子松山 晃
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1967 年 2 巻 1 号 p. 50-54

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抄録

L-シスチン, L-システイン, thiazolidine-4-carboxylic acid, 2- (2-furyl) thiazolidine-4-carboxylic acidおよび2-phenylthiazolidine-4-carboxylic acidを, それぞれ0.0004~0.01Mの水溶液として, 窒素または酸素で置換した封管中でγ線を5Mrad照射した。
分解生成物の検索はガスクロマトグラフィー, 薄層クロマトグラフィー, 硫化水素およびアンモニアの定量等によった。
硫化水素およびアンモニアの定量の結果, かなり顕著な酸素効果が見られた。また硫化水素のG値は意外に少さく (最大量発生したthiazolidine-4-carboxylic acidの酸素置換め場合で, GH2S=0.034), かなりの割合の硫黄はジサルファイド, 硫黄の酸化物等に変化しているようである。

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