2023 年 3 巻 1 号 p. 40-45
福島大学地域実践特修プログラム「ふくしま未来学」を受講する学生2 名が,飯舘村立いいたて希望の里学園において取組まれている探究的な学び「いいたて学」の学習支援を実施した。学生らは9年生4名に対して,探究学習の進め方や課題の設定の方法,さらには調査の方法についての助言など,自身が持つ知識やスキルを用いて,生徒たちの探究学習が効果的に進むように支援を行った。生徒らと大学生に事後アンケートを求めた結果,生徒からは大学生による探究学習の支援によって,異なる視点やアイディアへの気付きが生まれたことについて回答があった。また,大学生からは,大学生が地域において子どもたちと協働を行う意義や,子どもたちにとっての大学生との協働の意義についての回答があった。アンケート結果を概観すると,探究学習の協働は,それぞれが向き合っている学びの質を高め,より充実させる可能性を示している。