1962 年 8 巻 3 号 p. 98-101
VetrophinのR.U.検定試験をSpragu-Dawleyratを用いず,Wistar-Imamichiratを用い,また体重の範囲も教室の標準配合飼料による標準体重に合わせて,やや軽い動物を用いて行なつたところ,3回の試験のいずれも1R.U.投与区の平均卵巣重量は対照区の約5倍で,6倍を超えなかつた。しかし,0.5R.U.投与よりは1R.U.が明らかに卵巣重量が重くなる上に,1R.U.と2R.U.投与では卵巣重量にはほとんど差が見られなかつた。したがって,1R.U.でほぼ卵巣重量増加の上限値に達したと思われる。