横浜市衛生研究所
2011 年 40 巻 8 号 p. 481-487
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遊泳用屋内プールでは残留塩素濃度を保持するために次亜塩素酸系消毒剤の注入が不可欠であることから,消毒副生成物である塩素酸や臭素酸の濃度が水道水中の濃度と比較して高い.水道水では近年,塩素酸及び臭素酸が水質基準項目となったが,遊泳用プール水に関しては両物質に関する規制は現在のところない.そこで,次亜塩素酸系消毒剤のうち次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸カルシウムに着目して,プール水質の相違点・類似点について検討し,塩素酸濃度の低減化について考察した.
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