環境技術
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研究論文
学内メタン発酵プラントを用いた食品厨芥の エネルギー化実証試験
倉橋 健介木村 知恵柏木 麻衣野村 俊之若松 孝彦小手川 勉永吉 勝明坂東 博徳本 勇人
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2013 年 42 巻 6 号 p. 355-361

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抄録
再生可能エネルギーであるバイオディーゼル燃料は高アルカリ性の廃グリセリンを副生し,その処理が問題となっている.食品厨芥をメタン発酵により分解する際,この廃グリセリンを投入し,両者の同時バイオガス化を試みた.発酵プラントにはおからを投入してスタートアップを行った.まずこのプラントにおからとともに食品厨芥を投入したところ,バイオガス発生率が2.4 ㎥/㎏-C から1.3 ㎥/㎏-C に低下し,食品厨芥による発酵阻害が発生した.次におから,食品厨芥,廃グリセリンを同時に投入したところ,バイオガス発生率は2.0 ㎥/㎏-C まで回復した.以上より廃グリセリンを食品厨芥とともに投入することで,高アルカリ性の廃グリセリンを処理できるだけではなく食品厨芥による発酵阻害を解消する効果があるとわかった.プラントから発生したバイオガスを自動車燃料としたところ,1年で0.45tのCO2削減効果があり低炭素化に寄与することがわかった.
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© 2013 環境技術学会
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